感覚をひらく瞑想【聴覚編】


「音」へ、感覚を開くと、空間の層が厚くなる。密度が濃くなる。

 

 

*****

 

 

楽な姿勢で座り、目を閉じます。

 

 

数回深呼吸をし、

力みを感じたら【ゆるむ呼吸】で解放します。

 

 

必要なら、伸びをしたり、ゆっくり深呼吸したりしながら、

気持ちが落ち着いてくるのを少し待ちます。

 

 

 

■聞こえてくる音に意識をフォーカスします。

 

どんな音が聞こえていますか?

 

ひとつの音に集中するのではなく、聞こえている音の「全体」を聴いていきます。

 

音が意味すること(車の音、人の声、など)ではなく、音そのものを聴こうとしてみます。

 

 

 

■いちばん近いところにある音を聴いていきます。

 

どんな音が聞こえていますか?

あなたの呼吸の音や、カラダの中の音かもしれません。

 

 

■あなたのまわり、1mくらいの音を聴いていきます。

 

どんな音が聞こえていますか?

あなたの前側だけでなく、横、後ろにある音も聴いていきます。

 

 

■今いる部屋の中の音を聴いていきます。

 

どんな音が聞こえていますか?

あなたの前側だけでなく、横、後ろにある音も聴いていきます。

 

 

■今いる建物全体の中の音を聴いていきます。

 

どんな音が聞こえていますか?

あなたの前側だけでなく、横、後ろにある音も聴いていきます。

 

 

■今いる建物の周囲の音を聴いていきます。少しずつ、その範囲を広げていきます。

 

どんな音が聞こえていますか?

あなたの前側だけでなく、横、後ろにある音も聴いていきます。

 

 

■いちばん遠くにある音を聴いていきます。

 

どんな音が聞こえていますか?

あなたの前側だけでなく、横、後ろにある音も聴いていきます。

 

 

■いちばん遠くの音から、いちばん近くの音まで、その間にあるすべての音を聴いていきます。

 

どんな音が聞こえていますか?

あなたの前側だけでなく、横、後ろにある音も聴いていきます。

 

 

■音を聴きつつ、同時に、そこに満ちている空気を感じてみます。

 

空気がみっしりと満ちている空間ごと、あなたのカラダを感じてみます。

 

 

 

そのまま、好きなだけ、くつろいで、それを感じながら過ごします。

 

 

 

*****

 

 

 

人工的な音が少ない環境でやるとやりやすいです。

 

森の中、海辺、などなど、自然の中でやる場合は、いちばん近いところから、少しずつ範囲を広げるように聴いてみます。