力を抜くことが難しい時、
こわばりがなかなかほどけない時、
イメージを使うことが助けになる。
言葉の力を借りて「その気になる」、というのは、
〈氣〉という言葉を正しくとらえた時、
言葉の力を借りれば、「その〈氣〉になる」、
ということ。
言葉の力、イメージの力を借りて、
〈氣〉の流れが変わる。
ぜひ、【ゆらぐゆらがす】と、一緒に試してみてほしい。
イメージを意図的に使うことで、カラダや氣の流れの状態に変化を生むことができる。
また、
カラダや氣の流れの状態によって、自然にイメージが浮かぶこともある。
ここに、私が使いやすいイメージの例をいくつかあげておくけれど、
正解は無いので、
やりやすいものを試してみるといいし、
新しいものを生み出してもいいと思う。
■余分な力を使わずに動く
自分の意志とは別に、やむなくそう運ばれてしまう、というイメージを使ってみると、
余分な力を手放しやすい。
波に運ばれる
水中の海藻のようにゆらぐ
上昇気流に乗る
気球のように浮く
羽毛のような軽さで漂う
風になびく
水面を滑る
などなど
■こわばりをほどく
やわらかいもの、のイメージを使う。
【ゆるむ呼吸】と同様に、 こわばりの質に合わせてみるとゆるみやすい。
飴細工のように、繰り返し伸ばしているうちに急に柔らかくなって一気に伸びるような
液状化みたいに、揺らしているうちに突然とろん、とするイメージ
水蒸気のように、拡散して密度が薄くなるイメージ
あたたかさや心地いい状態を先取りしてその部分に感じていく
(ゆるめようとするのではなく)ゆるんだのを感じようとする
などなど
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